ハニィ!さんと出会ったのは、mixiだった。お互いに椎名林檎が好き、ということですぐ話が合った。
しかし、マイミク申請した後年齢を聞くと、「私、実は、五歳」と言ったんだ。


(おいおいmixiで年齢を下方詐称ですかコノヤロー)(銀魂風)

ばかばかしい嘘を、と思ったけど、彼女は年齢のこと意外は至極まともな、いや、とても頭のいい人間だと言うことがすぐにわかるほど、面白い物の見方をし、シニカルな物言いをする子だった。
だから、そんな小さい嘘も、次第に気にならなくなっていた。


そして、私達は不思議と趣味が合った。
音楽だと、椎名林檎をはじめ、Cymbalsが好きだし、中田ヤスタカも、木村カエラもお互い好きで、ロッキング・オン・ジャパンを全盛期に、読んでいた。
くるり岸田のウン万字インタビューの話で盛り上がったこともあった。

そのうち、彼女の友達を紹介された。ネットで知り合ったという林健太郎君という男の子で、中学生だった。
彼の情報については、本当だ。mixiのプロフィールに書いてあった住所が私の隣の市だった。
いつだったか、お互いよく行くゲームセンターでおちあって遊んだこともある。
彼にハガキを出したらちゃんと届いたと連絡があった。つまり、彼の存在も「本物」だ。
んでね、実は、彼はハニィに恋をしていて…

話がそれました。

「はにこ」って相性は、当時のハニィのダーリン(自称五歳で!)がつけたものだったらしい。
ヴァーチャルNEETアイドルはにこ5歳、というなんとも語感のいい (そして究極的に負のベクトルを向くサブカル的な)名前を彼女が自称し始めた時、
二度目の理系受験を諦めていて暇をもてあまし、そして絵心のあった私が彼女の為にデザインしたのが、
このサイトのメインキャラである、「(面倒なので略)はにこ」だったんだ。
健太郎君はお兄ちゃんって設定でいいじゃん。と、意気揚々と設定を考えていた。

はにこは歌が上手い。絵が上手い。頭がいい。林檎が好き。くるりが好き。安藤裕子が好き。藤本美貴が好き。久住小春が好き。ハロプロが好き。あきらさんが好き。
ロキノン厨。マインスイーパの天才。ボーダーニーソックス。名古屋在住。早稲田を目指してる。

 

彼女についてわたしはたくさん知っている。

 

彼女がネカマだということも、すべて。

 

 

(今年も童貞のまま終わりを迎える予定らしいよ!)